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サブプライムローン |
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解説 |
アメリカの金融機関が、過去に破産したり、担保を差し押さえられたりなどした信用力の低い人に貸し出す住宅ローン。
優遇金利を「プライム」ということに対して、その補助的なローンということから「サブ」が付けられている。通常のローンと比べて審査基準はゆるいが、金利は高い。最初の数年は金利を低く設定した商品が多く、たとえば30年ローンの場合、当初2年間は低い金利が固定されているが、3年目以降は10%以上の金利を支払う場合が少なくない。
その結果、返済が滞る人が増えて不良債権化する傾向が強くなっている。これまで表面化しなかったのは購入した住宅の価格の値上がりが続き、借り手は住宅の価格上昇分を担保にして普通の住宅ローンである「プライムローン」に借り換えることができていたからであるが、価格の伸びが止まってこの手法が使えなくなり不良債権化した。
2007年夏頃から、返済の延滞率が上昇し、これを組み入れた金融商品の劣化をきっかけとした金融不安に関わる問題が起きている。 |
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