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抵当証券 |
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解説 |
抵当証券法に基づき、土地・建物などの抵当権付き貸付債権を証券化したものであり、厳密に言えば資金の貸出に対してその元本と金利を受取る権利(=金銭債権)を保有しているということである。
通常は抵当証券会社が元本・利払いを保証している。
抵当証券は、当事者間に抵当証券発行の特約があるときに限り、抵当権者の申請により登記所で発行される。
抵当証券は裏書きをすることにより譲渡が可能である(抵当証券法15条)。
また、抵当証券の所持人が抵当権を実行(競売)しても債権額に不足するときは、一定の要件の下に、各裏書人に対し、償還請求をすることができる(同法31条)。
抵当証券の歴史は古く、昭和6年には既に抵当証券法に基づく抵当権付き債権の流動化が認められており、昨今話題の「債権流動化」のはしりという事ができよう。 |
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