こんにちは、アクロスコーポレイションの高橋と申します。
今回は「違反建築防止週間」についてお話しさせて頂きます。
国土交通省及び特定行政庁において、建築基準法令違反の建築物の是正またはその発生予防の一環として「違反建築防止週間」を実施しているのをご存じでしょうか。
大きく言うと、関係機関及び関係団体に対して、ある一定の期間を設け、違反建築の防止のための啓発活動及び違反是正に取り組んでいただいています。
では実際にどんな事をしてるのかというと、
①違反建築の防止のための啓発活動
ポスターの掲示、パンフレットの作成・配布、ホームページによる報道機関への情報提供、自治会等の地域コミュニティ組織と連携したイベントの実施により違反建築防止週間の周知・違反建築に係る通報の呼びかけを行っています。
②違反事実の把握及び是正のための取り組み
通報等の受付、労働基準部局・警察・消防等との連携による合同現場パトロールや合同査察の実施、情報共有により違反事実の把握に取り組んでいます。
違反事実を把握した場合には、妥協性のある是正計画を提出させ、各違反事項について明確な是正期間を設定し、期間内に是正が行われるように粘り強く指導するとともに、是正時には特定行政庁により確認を行うとのことです。
最近では多人数の居住実態がありながら防火関係規定などの建築基準法違反の疑いがある「違法貸しルーム」が確認されたそうです。
衣・食・住において、大切な住が建築基準を満たしていない、または故意的に違反している人がいると思うと、とても恐ろしいです。
ぜひこの違反建築防止週間を機会に少しでも違反建築が減り、違反建築の防止となればと私も思います。
また日本の建築基準が高いレベルで保たれるようになるきっかけになってほしいと思います。